痴漢冤罪でやってはいけないことや弁護士に相談するメリットなど

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痴漢冤罪でやってはいけないことや弁護士に相談するメリットなど

冤罪事件は法治国家である日本であってはならないことではありますが、現実には完全に排除できていない問題でもあります。

特に、痴漢に関しては冤罪事件に巻き込まれやすい犯罪といえるでしょう。

今回は、痴漢冤罪事件に巻き込まれた際の注意点や、やってはいけないこと、やるべきことについて解説してきます。

痴漢冤罪でやってはいけないこと5

痴漢冤罪でやってはいけないことは以下の5つです。

 

  • 痴漢されたと主張する相手への謝罪
  • 供述調書への署名・押印
  • 警察に対して個人情報を秘匿する
  • 相手の衣服やカバンに触れる
  • 警察官の質問にすべて答える

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

痴漢されたと主張する相手への謝罪

被害を訴える相手に対し、反射的に「すみません」と謝ってしまう方や、「もしかしたら当たってしまったのかも」と、とりあえず謝罪しておいたという方もいるでしょう。

しかし、相手への謝罪は痴漢を認めたと判断される可能性が高くなります。

裁判では、行為時・行為前後の言動も有罪か無罪かの判断材料とされます。

そのため、不用意な謝罪は痴漢冤罪においては悪手でしかありません。

やっていないならやっていないと、謝罪せず堂々と否定しましょう

供述調書への署名・押印

警察に連行されると、供述調書が取られます。

この時、警察に連行されたくないと抵抗すると、そのまま逮捕になってしまう可能性があるため、取り調べには素直に応じるようにしましょう。

 

供述調書が取られると、内容を確認した上で署名・押印を求められます。

その場では内容に問題がないと思っても、後から冷静になってみると矛盾があったり内容に不備が見られることも多々あります。

事件直後の調書は裁判でも重視される証拠の一つですので、「弁護士に接見してからサインをするか決める」と回答し、その場で署名・押印はしないようにしましょう。

警察に対して個人情報を秘匿する

警察から個人情報を聞かれ、冤罪なのだからと答えることを拒否すると、逃亡のおそれがあると疑われそのまま逮捕される可能性があります。

個人情報を秘匿したところで、持ち物を調べられた際に警察にも分かってしまいますので、個人情報を聞かれたときは素直に答えましょう。

相手の衣服やカバンに触れる

痴漢があった場合、繊維鑑定をすることがあります。

この鑑定結果を以って痴漢の証拠とされることもあるので、痴漢冤罪にあった場合は不用意に相手に近づいたり衣服やカバンに触れないように注意が必要です。

 

ただ、繊維鑑定で繊維が検出されなかったからと言って、痴漢をしていないという証拠にはなり得ないのが現実です。

しかし、繊維が検出されてしまうと疑いが一気に強まるため、こちらに不利な状況を招かないためにも、相手に近づいたり触ったりしないようにしましょう。

警察官の質問にすべて答える

警察の取り調べには素直に応じた方がいいのは事実ですが、誘導尋問のような形で不利な証言を取られる可能性も否定できません。

また、突然の出来事に動揺せず、冷静に受け答えできる方は少ないため、質問にすべて答えるべきではないとも言えます。

「今痴漢を認めれば逮捕はしない」「黙秘すれば逮捕しなければならなくなる」などと言われ、「当たったかもしれない」などと答えると、痴漢を認めたと判断される可能性が非常に高くなります。

こういったことを避けるため、痴漢をはっきり否定した上で「弁護士と接見するまで話さない」と伝え、黙秘しましょう。

痴漢をしていないと一貫した態度・姿勢が極めて重要になります。

弁護士に相談するメリット2

弁護士に相談するメリットは主に以下の2つです。

 

  • 勾留期間の短縮
  • 勤務先の対応を任せられる

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

勾留期間の短縮

勾留期間が延びるのは、逃亡や証拠隠滅のおそれがあると判断された場合です。

弁護士を介することで、被疑者には逃亡や証拠隠滅のおそれがないことの主張や、検察の勾留請求の棄却を求めたりできるため、勾留期間が23日程度に短縮できることが多いです。

何もしなければ最大23日間勾留されますので、逮捕後は必ず弁護士との接見を希望しましょう。

勤務先の対応を任せられる

勾留期間は仕事を休むことになるため、理由の説明も必要になるでしょう。

弁護士に相談すれば、痴漢事件に巻き込まれていることを上手く伝えてくれます。

痴漢冤罪の嫌疑が晴れた後の日常生活に支障が出ないよう努めてくれるため、その後もいつも通りの生活に戻ることができます。

まとめ

痴漢冤罪でやってはいけないことは、ついやってしまいそうなものばかりです。

特に、人が良いと言われる方、押しに弱い方、興奮しやすい方などは、不利な状況に陥りやすいと言えるでしょう。

やっていないことの証明は難しく、被害者の心情としてもなかなか示談交渉が進まないという事態もあり得ます。

円滑に冤罪を晴らすためにも、警察官が到着する前に痴漢冤罪に強い弁護士に連絡を取ることが重要になるでしょう。

人が多い時間帯に電車に乗る方は、あらかじめ弁護士の連絡先をメモして持ち歩く、スマートフォンに登録しておくなどの対策をしておくと安心です。

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