覚醒剤所持や使用での逮捕|初犯の場合の刑罰について解説
近年、覚醒剤を始めとする薬物犯罪が年齢を問わず広がっています。
ここでは、覚醒剤の所持や使用で逮捕されてしまった場合、特に初犯の場合の刑罰についてみていきます。
覚醒剤について
覚醒剤とは、フエニルアミノプロパンやフェニルメチルアミノプロパン、そしてその塩類といった物質のことをいいます。
覚醒剤には、中枢神経を刺激し幻覚を引き起こすといった特徴があり、その依存性の高さから規制がなされています。
ダイエットできる、覚醒できるため仕事に打ち込めるなど、効果の一部を誇張した宣伝によって一部で取引がなされていますが、売買や所持、使用は犯罪であり、その特徴から本人や家族、周囲の人にも悪影響を及ぼす危険な薬物です。
取引に際しては、シャブ、S、スピードなどの隠語が用いられることが多く、こうした言葉には注意が必要です。
覚醒剤事件で逮捕されるか
覚醒剤については、特別に認められた医師や研究機関以外は、使用や所持だけでなく、製造や譲渡、輸出入などの行為が広く覚醒剤取締法で禁止され、犯罪となっています。
そのため、所持や使用といった犯罪行為が認められた場合には、逮捕されてしまうことがあります。
逮捕される具体的なケースとしては、職務質問で使用が疑われ、所持品から覚せい剤が見つかり現行犯逮捕されてしまうケース、逮捕された密売人の販売リストから所持が疑われ、家宅捜索されて逮捕されるケースなどがあります。
初犯の場合の刑罰
覚醒剤の使用、所持についての刑罰は、いずれも10年以下の懲役となっています。
また、営利目的で使用や所持をした場合には、1年以上の有期懲役または情状によって1年以上の有期懲役および500万円以下の罰金とされています。
しかし、上記の刑罰は刑の上限を定めたものであって、様々な事情を考慮して、これよりも軽い刑罰が言い渡されることが多くなっています。
この際に考慮される事情の1つが初犯であることとなっています。
他の事情としては、使用した回数、所持していた量、再犯防止措置の有無などがあります。
初犯の場合には、判決後にそのまま収監されることになる実刑とはならず、1年半から2年程度の懲役に、3年程度の執行猶予期間が付くことが多くなっています。
覚せい剤・麻薬・薬物事件は弁護士法人大久保総合法律事務所におまかせください
覚醒剤は非常に重い刑罰が予定されている犯罪となっています。
覚醒剤の使用や所持で逮捕されてしまった場合、できるだけよい処分を得るためには、弁護士への相談が効果的です。
弁護士に相談することで、警察や検察からの取り調べの対応方法を教えてもらい、家族との連絡役を担うことでの精神的サポートを受けることができます。
さらには薬物のカウンセラーや治療施設の紹介も期待できます。
弁護士法人大久保総合法律事務所では、覚せい剤・麻薬・薬物事件に関するご相談を承っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
恐喝罪で逮捕された場合のその後の流れや対処法につ...
〇恐喝罪とは恐喝罪は、人を脅して財物を交付させることを犯罪としており、カツアゲ行為が典型的な恐喝罪にあたる行為 […]
-
傷害と暴行事件の違い
傷害事件と暴行事件の違いは、刑法上の傷害罪にあたる行為がなされた事件であるか、暴行罪にあたる行為がなされた事件 […]
-
窃盗の時効は何年?民事上の時効と刑事上の時効の違...
窃盗罪とは、他人の財物をその占有者の意思に反して自己や第三者の占有下に移すことにより成立する犯罪です。簡単に言 […]
-
盗撮やのぞきとして犯罪になるのはどんな場合か
盗撮行為やのぞき行為を行った場合、各都道府県が定める迷惑防止条例に違反することがあります。迷惑防止条例に違反し […]
-
強制わいせつの示談金相場はいくら?
強制わいせつとは刑法176条に規定されている犯罪です。13歳以上に対しては暴行や脅迫を用いてわいせつな行為をす […]
-
量刑を決める判断基準
麻薬取締法違反で事件化すると、麻薬所持量が極めて微量だった場合などを除き、多くのケースで逮捕・勾留され、起訴さ […]
-
覚醒剤所持や使用での逮捕|初犯の場合の刑罰につい...
近年、覚醒剤を始めとする薬物犯罪が年齢を問わず広がっています。ここでは、覚醒剤の所持や使用で逮捕されてしまった […]
-
傷害罪で逮捕|初犯の場合どんな処分になる?
衝動的に相手を殴ってしまった、怪我をさせるつもりはなかったが結果的に怪我をさせてしまったという場合、傷害罪が成 […]
- 京都 刑事事件の相談窓口にお任せください!
- 刑事事件に強い弁護士が丁寧にサポートいたします。
営業時間外・休日も対応可能です。お気軽にご相談ください。
よく検索されるキーワード
Search Keyword
弁護士紹介
Staff
刑事事件の解決は初動の動きが重要です。逮捕後の72時間が勝負です。
緊急性の高い刑事事件において迅速かつ丁寧に対応します。
どうしたいのか?最適な道筋は何なのか?ということについて,依頼者様の意思に基づいて対応します!
見通しの立ちにくい場合であっても、最後まで諦めず対応します。
最後まで希望を捨てないでください!
近畿大学(Kindai Picks)のインタビュー記事はこちら
事務所概要
Office
事務所名 | 弁護士法人大久保総合法律事務所 |
---|---|
代表者 | 大久保 勇輝 (おおくぼ ゆうき) |
所在地 | 〒604-8166 京都市中京区三条通烏丸西入御倉町85-1 KDX烏丸ビル4階 |
TEL/FAX | TEL:050-1751-0504/FAX:075-708-5575 |
営業時間 | 8:00~24:00(事前予約で時間外も対応可能です。) |
定休日 | 土・日・祝日(事前予約で休日も対応可能です。) |
外部リンク | 弁護士法人 大久保総合法律事務所 |
- 京都 刑事事件の相談窓口にお任せください!
- 刑事事件に強い弁護士が丁寧にサポートいたします。
営業時間外・休日も対応可能です。お気軽にご相談ください。